こんにちは、はるです。
タイトルで述べましたが、片付けがはちゃめちゃに苦手です。というか、「片付ける」という概念をどこかで落としてきた、もしくは遺伝子に組み込まれなかったのどちらかだと思っている。
そんな私も結婚し、昨年から旦那と一緒に住み始めました。ただここで一つ問題が。
旦那は超の付く綺麗好き。綺麗好きを越えて若干潔癖ですらある。付き合っていた頃、何度も遊びに行った旦那の家には、ものは最低限しかなく整っており、家具も統一されていた。
それを見た私は、自分の家に旦那を呼ぶことはなくなりました。
この話をすると、付き合いの浅い友人は「そんなこと言って~!言っても綺麗なんでしょ!?はるの部屋!今度遊びに行かせてよ~」なんて言うが、そういう次元ではない。
手元に残った数枚の写真と共に、本当に片付けができない女の部屋がどんなものか紹介していく。
本当に片付けの出来ない女の部屋(閲覧注意)
ひぃ…
どこからつっこんでいいのかわからない。
ただ、どう思うだろうか。「ちょっと汚いけどあがって~!」と、この部屋に通されたら。
私が客人の立場だったらお世辞にも「え~なんだ、全然綺麗じゃーん」という言葉は出てこないと思う。
収納スペースが多い、という理由で選んだこの家。たしかに収納スペースは過分にあったが、使いこなせる日はこなかった。むしろ、収納スペースにはどんどんゴミのようなものが溜まり、この家を引っ越す際自分の力だけでは処理しきれなくなり、泣きながら北海道に住む両親を呼び片付けをしてもらった。
30歳近くにもなり、片付けができず親の力を借りる娘。久しぶりに「情けない…」という気持ちを味わった。
少しだけこの写真にフォーカスするとしたら、下記二点が今でも記憶に残る嫌な点だ。
▼凄い絡まるコンセントの線
テーブルの横で携帯の充電器、3DSの充電器、ドライヤー、ヘアーアイロン、コテ等の配線が絡まりあい毎朝時間がない中、これをほどくことが毎日の日課だった。
一度、この蛸足コンセントが「ボンっっ!!!」と音をたて、コンセント差し込み口が真っ黒に焦げ付いた時にはびっくりしたが、いつしかそんなことも忘れ、焦げ付いたコンセントを引っ越すまで使い続けた。
この毎日、絡まりをほどく作業と、「また、いつ爆発するだろう」という不安は微々たるものだが日々私にストレスを与え続けた。
▼どこからか持って帰って来たヘルメット
写真ではわかりづらいが防災用のヘルメットだ。会社の研修かなにかで使い、誤って持って帰ってきてしまった。
本当に使い道がない、且つ捨て方がわからない。なにゴミなんだ、これは。また、半円状の形をしているため、どこにしまうにしても不安定で収納スペースに隠すこともできない。
そうして小物入れとなった。
これも私が片付けができない象徴のような気がして、毎日目にするのがストレスになっていた。
もう一枚残っている写真がある。
ぎゃあ……
写真を見ると、ゴミなんだよね。もう全部。
捨てればいいのに、と思う方が多いと思いますがこちらからしてみれば、このゴミ達がゴミ箱に入ってようが、その辺に落ちてようが同じ空間にあることは変わらないので、ゴミ箱に入れるという工程が一手間無駄なのでは?と思ってしまう。
そもそも、散らばっているのはゴミだけれども、それと共存することに違和感を感じない人間なんだ、私は。開き直るな、という罵声が聞こえてくる・・・
あと、この写真で気になる点が一つ。
オレンジジュース
オレンジジュース…
オレンジ100%ジュース……
そこらじゅうに散らばるオレンジジュースの紙パックゴミ。狂気を感じる。
想像するに、この頃私は毎日友人のマグロと飲み歩いており、二日酔い時に好んで柑橘ジュースを飲んでいたんだと思う。いかに二日酔いが深刻だったかが見てとれる。
部屋はゴミだし、本人も酒臭い二日酔いの女…。救われねぇ。救われないなぁ。
そしてめちゃめちゃ綺麗好きの男と結婚した。
旦那と付き合い始めた当時、「酒を飲んで酔っぱらうと無意識の内に部屋の片付けをしてしまう」と言っておりどん引きしたことを思い出した。
私は結婚し同居することを恐れていた。
付き合っていた際、何度かうちに来たことのある旦那も、さすがに上記の写真ほど私が片付けができないとは思っていないはずだ。旦那がうちに来る際には少しは片付けていたし、遠距離恋愛だった為、うちに来る機会は年に一度あるかないか、という頻度だった。
価値観の違い、という言葉で片付くような問題なんだろうか…
独り暮らしが長い。もう10年近く独り暮らしをしている。お互い相手に合わせるということが出来るのだろうか…
長年悩んだ結果がついにでた。一緒に暮らし始めおよそ一年経った現状がこれだ。
明白な結果が出た。
結論:
片付けができない女と綺麗好きの男が結婚した場合、片付けのできない女が淘汰される。
こだわりの強い方が勝つ、という事が分かった。
私は何かにこだわってごみを散らかしていたわけではないし、家具等に一切のこだわりも興味もなかったので、一人暮らしから2人暮らし用の家に引っ越す際、2t車に乗せ放題、捨て放題で1万円、という業者を使って一切の家具家電を捨て、本当に気に入っている服とピアノ、小説のみを持ってきた。
ただ旦那のこだわりはすごい。がじゅまるの横にはキャンドルが飾ってあるし、そのラグはいるのか?と解いたこともあったが、この部屋には必要、とのこと。
そのプラズマクラスターには効果が本当にあるのか?と疑問にも思ったが、すべて旦那には意味のあるものらしい。
こうして私の私物が一切ない部屋が完成した。
私の私物が一切ないので散らかしようもない。そしてお菓子のごみや食器はいつの間にか片付けられ、コンセントが絡まっている際はしっかりほどくよう旦那から指摘が入る。
そしていつしか私は、自分の髪の毛が散らかっていれば掃除機をかけ、お菓子のごみや食器も自身で片付けが出来るようになった。
私の片付けが出来ない、というアイデンティティが消えた。
今まで、どんなに片付け術の書籍を読んでも一切共感はできず、(本当にこの世で私だけだと思うが)『人生がときめく片付けの魔法』を読んだ際には若干の殺意が湧いた。
「先述の写真見てみろ?この中にときめくものがあると思うか?そういうものが一切ないからごみ屋敷に住んでいるんだ・・・このごみと『縁』なんてものがあるとお思いか?」とむしょうに腹が立ったのを覚えている。
唯一共感できたのは勝間和代先生の『ロジカル家事』という書籍。そこには仕事はPDCAサイクルを回すのに、なぜ家事ではそれが出来ないのか?という事が書かれていた。また家にいる時間を増やすこと(平日は3時間・週に1度1日)でおのずと家事ができるようになる、と。
たしかに仕事中は中長期のキャリアビジョンを考え、日々効率化を進める為の努力を惜しまなかった。その1%でも掃除にその労力を充てられれば、綺麗な家を維持するのはたやすいことだった。
この書籍に感銘を受け、加えて綺麗好きな旦那と同居することで、30年間呪いにかかったかのようにごみ屋敷に住まわっていたが、ようやく私は人並みの綺麗な部屋に住むことが出来るようになった。
あまり存在しないと思いますが、掃除が出来ない彼女を持っている男性、または(これこそあまりいないと思いますが)私のようなごみ屋敷にお住まいの女性、
とりあえず、結婚した方が良いという結論がでた。
おそらく綺麗好きの方がこだわりが強いので、そのレベルに彼女はランクアップすることが出来ると思う。
勝間和代著・超ロジカル家事
こんまり著のときめき系の本が苦手だな~つらいな~って思った人はこちらを試してみて下さい。
私のごみのような家に遊びに来ていた友人・妹へ
今までうちに来ると何故か咳が止まらないと言っていた友人・妹。それでも友人や妹が来る際には気を使って片付けていたつもりだが、いつしかうちに寄り付かなくなったよね・・・すまない。これからはいつでも遊びに来てほしい。
ちょうど今日もブログ友達のマグロがうちへ遊びに来る。
「どうぞ~汚いけどゆっくりしていって~」
「えー!全然綺麗じゃーん!」というやり取りをしよう!